こざかなの素

健康は大事

助けを求めていいのか

50代半ばにして障害者手帳を持つことになり、今は就労支援事業所(A型)にてお世話になっています。
長い間、特性を「性格」だと思っていたため、アスペルガー*1だと判明した今でも、自分の中で「これはただのわがまま・甘えなのではないか」と思うことが多々あります。

幸い、今の職場ではストレスが全くと言っていいほどなく、至って平和に過ごしていますが、問題は家での生活です。

同居する家族が嫌で早く離れたい。

今はそれが一番の希望であり、困り事でもあります。

発達障害だと分かる前、というか、癌になる前はフルタイムの一般就労(という呼び方も知らなかった)で一人暮らしをしていました。生活に必要な場所はいつでも自由に使えていた環境が、共同生活になるとそれが阻害されてしまいます。

至極当たり前なことなのに、それが自分にとってはものすごいストレスなのです。
正に典型的なアスペルガーの特徴なのですが、特性なのかわがままなのか、自分でもよく分からないです。

家族と顔を合わせたくないので、台所に人がいる時は入れず、冷蔵庫もレンジもお湯を使うこともためらいます。自炊で調理も出来ず、ここしばらくの主食はパンだけ。スーパーに出掛けた時に、時々購入するお弁当がご馳走です。レンジが使えないので冷たいままですが。
パン以外だと、カロリーメイトや菓子類でお腹を満たしている状態です。

休日は終日兄がダイニングルーム(台所)に居座っているため、寒くなってきた最近は心を殺してスティックコーヒーのお湯を入れに行っています。台所に入るだけで気分が悪くなります。

還暦近い兄は独身でずっと両親と同居しています。自分の部屋は物置状態で、少なくとも15年以上自分で掃除をしたことはないようです。
元々私が使っていた部屋だったため、押し入れにはまだ私の荷物が残っています。取り出したくても押し入れ前に衣類やら趣味の本やらが積まれたままで動かすことも出来ない状態です。
今年5月、兄の部屋のベッド下からダンボール箱を運び出したのですが、未開封だった箱の中身は2006年が消費期限のペットボトルの炭酸飲料でした。24本入りの箱(12Kgくらい)を一人で運んでいた時、階段で腰を痛めたという記事はこの時の顛末です。

両親が連れ立って外出している間に掃除をしようと思い、2階の部屋から重いダンボール箱を運び出しました。 階段を少しずつ降りていたら、これはまずいとはっきり分かる腰への激痛が来ました。痛みと同時に箱から荷物が全部落ちる惨事に……(壊れ物ではなかったのが幸い)。

骨が弱っていた - こざかなの素

自室の掃除も全くしない、洗濯も両親任せ、入浴後の浴室を見るといつも縮れた毛が散らばっています。
母と兄の関係も、私にとっては気色悪い以外の何物でもなく、この家族とは関わりたくない理由になっています。

 

自分の中にルールがあり、一人暮らしで確立されていた生活リズムが、今は全く通用しない環境が酷いストレスになっています。
一番の解決策はこの家から離れることですが、今の月収は田舎とはいえ首都圏内の地元では家賃分にも満たないため、今すぐに動ける状態ではありません。

一番安心出来る家が一番居心地が悪いと思うのはわがままなのか特性のせいなのか、自治体の支援窓口に助けを求めていいものなのか迷っています。

とにかく食生活が自分でもかなり酷いという自覚はある(癌サバイバーかつ心疾患持ちの食生活としても褒められたものではない)ので、何らかの打開策を模索中です。

*1:現在はASDにまとめられていますが、自身の主たる診断名に記載されている名称を使用しています