こざかなの素

健康は大事

「その日」が来た(2)

(以下、人によっては不愉快に感じたり、気分が悪くなると思われる表現がありますことを明記しておきます)

 

以前から、私自身が感じている家族に対する不満・怒りなどを記事内に綴っていました。
そんな感情は相手が病気で弱っているにもかかわらず継続しており、それどころか以前にも増しているような気がしていました。

父に対しては私が子供の頃から嫌悪の対象であり、尊敬のかけらもありません。
働き盛りの年齢の頃は、泥酔して家族に暴言を吐いたり、配偶者を叩いたり(今でいうDV)、子供が怖がって泣いている姿を笑って見ているような人間でした。

高齢になって様々な病気に罹患しても、医者嫌いなのか、母が勧めても定期的な通院や検査は全くせず、自己判断の市販薬や通販で取り寄せたサプリメントなどで済ませていました。

コロナウイルス感染後はすっかり床の中の人になっていましたが、食事の時間には自力で歩いてダイニングに来ます。
ある時など、
「寿司が食べたい」
「刺身買ってきて」
など、具合が悪くて寝ているはずなのに何言ってんだ? と首をかしげたくなるようなことを言い出しました。
わがまま極まれりで、母に向かって
「俺が(この家の)主だ!」
と言い出す始末。

 

そして私のコロナ症状も落ち着き、作業所にもようやく顔を出すことが出来た2日後。
その日は午前中だけ作業をして、午後は確定申告の会場(住んでいる地域ごとに日が決まっている)に行く予定でした。

その日の未明、トイレに起きた母が床に横たわっている父を発見しました。

(続く)