こざかなの素

健康は大事

よみがえる治療記憶

先日、3か月ごとの定期検診に行ってきました。

主治医には腰のヘルニアがあることと、骨粗しょう症の治療で薬が追加されたことを伝えました。
「何年目だっけ?」という話の流れで、来月は5年ぶりにマンモとエコーの検査をすることになりました。採血(腫瘍マーカー)はうんざりするほどやってきましたが、1年もしくは2年に1度の検査を推奨されているマンモは、手術後1度も実施していませんでした。

人生初のマンモでは検査の途中で貧血を起こし、一旦休んで再開したものの今度は気付いたら床に倒れていたという、情けない思い出があります(検査後に癌告知で二重のショック)。

体調が落ち着いてから、横になったまま先に超音波検査を済ませ、その後マンモを再開したのですが……
残りの片方を挟んだか挟まないかの記憶は曖昧で、気が付いた後に見えた風景は天井でした。

検査と告知—持病回想録(2) - こざかなの素

告知した時の先生は、哀しそうな、申し訳なさそうな、残念そうな、何とも言えない険しい表情で、今でも鮮明に覚えています。

そんな思い出があるマンモ。右側は既に切り取ってしまったので、今度は左側だけの検査になります。
検査結果待ちの不安感を味わうのも5年ぶり。

結果を待っている期間は、病名を知らされるよりも不安感が強い。どんな病気か分かってしまえば、あとは治療という真っ直ぐな道が見えるからです。

癌治療は開始まで検査項目がとても多かったので、当然結果を待つ時間も多くなりました。
その間頻繁に考えていたのは
「待っている間に進行したらどうしよう」
でした。
(実際は短期間で目に見えるほど増殖はしないので大丈夫)

6月~9月の暑い時季に抗癌剤治療をしたので、この季節になるとその時の体調も思い出します。5年前は今年ほどの猛暑ではありませんでしたが、副作用の合間を縫ってのハロワ通いは結構きつかったです。


今は全く出番がなくなったヘルプマーク

 

何で自分は癌になったのか、経験者は1度や2度必ず考えると思います。
思い当たる節と言えば、自分の場合はストレス、栄養不足(免疫力低下)が一番大きいかと思いますが、それも推測なので定かではありません。

何かきっかけがないと、がん検診ってまだまだハードルが高いですよね。
仕事や家事・育児、忙しいけど、告知されたら検診以上の時間と費用が必要になり、その後の人生(観)すら一変してしまいます。早期の段階で見つかれば、様々な負担も多少は軽く済むと思うので、もっと検査を受けやすい世の中になって欲しいです。

そして挟むマンモやめてMRIが主流になって欲しい……
(容量が少ない人は地獄)

 

検診はメリット・デメリットあり・ご自身で判断をお願いします

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