こざかなの素

健康は大事

化学療法5&ヘルプマーク—持病回想録(17)

(前回のお話)

kozakanam.hatenablog.com

 

ケモ中止 5クール目(2018.9.27記)

ケモ4クール終わり、折り返し地点に来た。
病状確認のため再びCT検査を受け、骨転移の疑いも否めないとのことで、更に骨シンチも受け、何とか5クール目(薬は前4回と別の物)を実施した。
(今のところ骨転移なし)

が……
30~40分ほどたった頃に心臓がバクバク。前の薬では出なかった症状で心配になり、すぐ看護師さんに伝える。
動悸+息が詰まる感じで主治医も登場。
何? ちょっとまずいのか? この状態……
と不安になっていたら、先生は「やめるか? これ」(何て答えればよいのやら?)

結局5クール目は中止。翌々日のジーラスタも中止になり、後日「手術」のお話をしましょう、とのこと。
え? 薬、これでおしまい?

やらなくていいなら、しばらく副作用からも解放されて普通に日常生活を送れるから嬉しいけど、その間に悪い細胞たちが暴れ出さないのかと、若干の不安がある。
予定ではケモ8クール後手術、その後再び別の薬、という流れなのだが、てっきり来年の話だと考えていたので、まだ手術する心構えが出来ていない……。
(かといって、またまた別の薬で残り4クールやります、というのもちょっと辛い)

とりあえず動ける今のうちに溜まった家事その他諸々やりたい。体力年齢が年配の方と同じくらいになっているので、なかなか思うように動けないのが若干もどかしい。

1人で外出中に具合が悪くなった時用にヘルプマークをもらって鞄につけてみたが、あんまり意味がないかな、と思ってすぐ隠した。

 

妙に目立つのが小恥ずかしいのもあるが、電車では着席しているほとんどの人が下を向いてスマートフォンを操作しているので、周りを見ている人はあまりいない。
(それに、その中にも立っているのが辛い人がいるのかもしれない)
皆自分のことで精一杯。自分もそうだけど、もう少し心に余裕を持ちたい。

 

化学療法中止⇒終了

またまた想定外の展開になりました。

いつものように点滴が始まり、薬が変わると副作用も変わるかな~、とのんきに考えていたら、今まで感じたことがないような動悸が出現しました。
すぐにナースコールをして看護師さんに来てもらい、心臓がバクバクしていることを伝えました。
その後しばらくしてK先生登場。
「やめるか?」って私に聞かれても……と、正直戸惑ってしまいました。
この時無理して頑張って続行していたら、今だから言えるのですが確実に大変なことになっていたと思います。

そんなわけで、これにて化学療法終了となりました。ジーラスタもチャラになり、副作用ともおさらばです。あっけない終わり方。今後は手術に向けてまたいろいろ準備が始まります。

ヘルプマークについては、一人歩きが不安で外出時に付き添う人がいないようであれば、持っていた方が良いのではないかと個人的には思います。
(隠していた人間が言っても説得力ないな……)
ヘルプマークには万が一の時の処置方法や連絡先を書いたシールを貼れるので、その場に居合わせた人がどうすればいいのか判断がしやすくなります。

ただ、人間の良心に頼るところが大きいアイテムです。「ヘルプマーク 悪用」で検索すると腹の立つような使用例がわんさか出てきますので、関心を持たれた方はググってみてください。
悪用する輩は毎日両足の小指が蚊に刺されればいいのに!(怒

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