こざかなの素

健康は大事

ピクミンに闇を感じた

2001年にニンテンドーゲームキューブのソフトとして発売された『ピクミン』。当時はゲーム機を持っていなかったので遊べませんでしたが、現在はニンテンドースイッチでも遊べるようになり、シリーズ3作目の『ピクミン3 デラックス』を遊び始めました。
(何故1作目をすっ飛ばして3からなのかは別ブログに書いたのでこちらでは割愛します)

「ピクミン」という小さな生き物を使って様々なミッションを進めていくゲームですが、遊ぶ前のイメージは、その愛らしい姿から「ほのぼの」した印象がありました。

ところが実際自分でプレイしてみた感想は、後悔の連続と精神的なダメージでした。
ゲームだと割り切れば、とても面白い作品です。クリアすればそれなりの達成感はあります。
しかし、自分の不手際(プレイの技量)で大量のピクミンを死なせてしまった時の絶望感。
あんなに可愛い子たちを、水に溺れさせても助けることが出来なかった……
もっと早く指示を出せば襲われなかったのに……

ゲームといえども心が痛む場面が多々ありました。

他の生物を倒したり、あちこちにある花のコイン(ゲーム内では「ペレット」と呼ばれている)を採集すれば、ピクミンは死んでしまった数以上に容易に増やすことが出来ます。

何度もこの作業を繰り返しているうちに、何だか人間の世界と一緒なのでは……と、妙な連想をしてしまいました。
例えば非正規雇用の労働者。使えるだけ使い、酷使して死んでも、また別の労働者を入れるだけ。替わりはいくらでもいる。

考えたら人間そのものが「入れ替わり」ながら現在まで社会を保ち続けている訳で。
ピクミンとの違いは「それぞれに個性があること」くらいでしょうか。
(ピクミンは種族や属性という個性はありますが)

繰り返しになりますが、ゲーム自体はとても面白いので多くの人に遊んで欲しいです。
ただ、向いていない人はいそう。
時間制限があったり、地形に迷ったり(地図が読めない)、キャラクターで分業する(マルチタスク)などもASD向きではなかったような気がします。

それでもピクミンの愛らしい姿や動きは見ているだけでほっこりするので、なるべく死なせないように遊んでいきたいです。

 

ちょっとEテレ感がありました(笑)。


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