こざかなの素

健康は大事

化学療法1/15,16脱毛—持病回想録(11)

(前回のお話)

kozakanam.hatenablog.com

抗癌剤投与から2週間経過。吐き気は治まりましたが、頭が大変なことになっていました。

化学療法1クール(15日目)

ハローワークの職業相談(実績作り)に向かいます。頭がアレな状態なので、遂にヅラデビューです。
残っている髪をかき集め、丸めてヘアネットに収納し、毛付き帽子を被り、その上にまた帽子を重ねるという真夏の拷問スタイルになりました。この日は風が強かったのですが、頭にガッチリはまっていたのでヅラが飛ばされる気配はありません。さらに骨髄抑制で感染症対策のため、マスクも装着。
まさかこの2年後にマスクが標準装備になるとは思いもしませんでした。

ハローワークは駅から徒歩10分ほどですが、体力が低下しているところに真夏日で頭にはヅラ+帽子、そしてマスクという装い。具合が悪くなる条件が揃いすぎでした。
帰宅したら微熱に加え、ヘアネットのゴム部分が頭を締め付けていたため、頭痛も発生していました(ネットのゴムの締め付けは盲点でした)。

夜のシャワー時、脱毛が加速します。
(きっとショックを受けるんだろうなぁ……)
(相当つらい思いをするはずだ……)
そう考えて事前にウィッグ専門店で購入したのですが、ショックよりも鬱陶しさが勝ってしまいました。
ドライヤーの時もかなり抜けましたが、まだまだ落武者にはなりません。自分の頭にあんなに毛があるとは思いませんでした。
どんだけ髪多いんだー!
と心の中で叫びながら就寝前に不織布キャップに収納していましたが、生え際のはみ出た髪は触れただけで抜けてしまうので、何とも言えない虚無感に襲われました…。

 

化学療法1クール(16日目)

真夏日が続き、昨日の疲れもあって終日テレビとネットとポケ森でゴロゴロしていました。
夜、脱毛が続きます。残り3割くらいかな? と思って鏡を見たらまだ半分くらい。というか、そもそも頭髪の全体量が分からないので、見た目は半分でも残っている量はどのくらいなのか判断がつきませんでした。
とにかく早く抜け終わって欲しいと思いながら、就寝前にカーペットクリーナーを転がすのが日課になりました(ドライヤーの風でとんでもないところまで飛んでいたりします)。

(続きはこちら)

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