こざかなの素

健康は大事

その道のプロに頼る

朝の情報番組で乳癌が取り上げられていました。
「ブレスト・アウェアネス」。初めて聞いた言葉です。私が告知された頃(2018年)にはあまり見かけなかった気がしますが、知らなかっただけかな?

「ブレスト・アウェアネス」とは

  1. 自分の乳房の状態を知る
  2. 乳房の変化に気をつける
  3. 変化に気づいたらすぐ医師に相談する
  4. 40 歳になったら 2 年に1 回乳がん検診を受ける

罹患者は「11人に1人」だとか「9人に1人」だとか、ネット上にはなんともあやふやな情報が溢れていますが、自覚症状がなくても身体の中で増殖し続けているのが癌の怖いところだと思います。
癌細胞は昨日おとといで出来上がるものではなく、何年も体内に巣食っており、実際は告知される前から「癌患者」で、医師の診断が下った瞬間から「正式な癌患者」になっていきます。
その段階になって初めて具体的な治療に入るわけですが、当然ながらステージの高さによって治療の仕方が大きく変わってきます。
「ブレスト・アウェアネス」はそのステージの高さを抑えるためにもとても有効な方法だと思いました。

異常を見つけたら自己判断ではなく、小さな異変でもいいからとにかく受診してみる。
しこりは小さいし柔らかいから大丈夫、と思わず、医療のプロに判断してもらう。

私の場合は自分で自分をごまかし続けたのと怠惰が災いして、ステージⅢbまで癌細胞を育ててしまいました。
(しこりは固い感触で「骨が変形して出っ張ってるだけ」だと思っていた)

癌治療をしたことで得たこともたくさんありますが(キャンサーギフトという言葉もあるが個人的には何だかなー、という感じ)、病気は軽いうちに治療出来るならそれに越したことはないと思っています。金銭的な負担も軽くなるし、社会復帰も比較的容易ではないかと……自分は未だにぐーたら状態ですが(笑)。

なお、朝の番組中では専門家の方が「頻度は非常に低いが男性も乳癌になることがあり、遺伝的な背景もある」と解説されていました。
乳腺外科は主に女性患者が多いので、しこりを自覚してもいきなり乳腺外科を受診するのはハードルが高そうです。その場合は普段お世話になっているかかりつけ医か、外科もしくは皮膚科で診てもらうのが良いかと思います。

「いま伝えたい 乳がんのこと」 - あさイチ - NHK