こざかなの素

健康は大事

マスクは顔の一部?

証明写真が必要な書類があり、来週早々に提出する予定なので、撮影準備でボサボサの頭を美容院で整えてもらいました。
街の中にある証明写真機は、いざ使うとなると妙に緊張してしまいます。
そして撮影に失敗した時の絶望感が大きいのも苦手な理由のひとつです。700~800円くらいが一瞬でゴミに変わってしまう切なさといったら……
そんなわけで、初めてスマートフォンのアプリで自撮りをしてみました。

位置合わせのガイド線があるのに、何枚撮っても首が曲がっていたり、片方の肩が下がっていたりして、なかなかうまく撮れません。壁に背中を付けるように立っていると、だんだんその姿勢がつらくなってきました。

身体が歪んでいるせいです。哀しいことに、身体だけでなく顔までちょっと曲がっています。片側の歯ばかりで噛んだりとか、就寝時の体勢とか長い間の習慣が全部影響しているんだな、と反省。
鏡で見ると全く自覚はないのに、こんな風に写真やZOOMのミラーリングで確認すると違いがはっきり分かります。どんな風に生きて来たか、全部身体や顔に出てしまっているのですね。

他人から見た自分の素顔、というのは、最近知り合った人にはマスクの弊害で顔の半分は知られていない状態です。
骨髄抑制の感染防止で付けていたマスクはコロナ禍で長引いて、今の季節はほぼ防寒目的で使用しています。来月は13日から「個人の判断で」という謎の政府通達が出ました。

日本人の同調圧力は本当に厄介です。「マナー」という名の圧が強すぎる。
少しくらい鈍感な方が、実は生きやすいのかも、と思ってしまいます。

美容院でも担当した美容師さんが言っていました。ヘアカラー(白髪染め)をやめたいのに、やめられない人が多い、と。周りがみんな黒髪だから。
髪に良くないですよ(職業的にあまり大きな声では言えないような気が…)と言えたのは、自分がグレイヘアでカラーをやめた客だからだったのでしょう。
年配の男性はグレイヘアの方が格好良いと思いますが、それ以前に(髪が)残っているかどうかの方が切実だと、その美容師さんは仰っておられたのが心に残りました。
スキンヘッド(落ち武者)経験者は髪の話題には不自由しないのです(ヅラの話でも盛り上がりました)。

個人の判断で、と言われても、ちょうど花粉の時期なのでマスクを外せる人はまだ少ないかもしれません。