こざかなの素

健康は大事

今日は「World Cancer Day」

2年前の旧ブログ記事です。

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(初出:2021年2月4日)

2月4日は「世界対がんデー」です。

以前は頭が痛かったり胃が痛かったりお腹を下したり肩凝りだなんだと、小さな不調に悩まされつつも普通に日常生活を送れていたのですが、癌になってしまうとそんな「普通の生活」が告知されたその日から崩壊します。

不思議なことに、癌細胞なんて昨日おとといで出来上がるものではなく、何年も身体の中に巣食っています。告知される前から「癌患者」だったのに医師の診断が下った瞬間から「正式な癌患者」になっていくのです。
そして一番先に崩れたのは心でした。不安なことが次から次へと頭に浮かび、何からどうしていけばいいのか分かりませんでした。

自分は手術から2年と少し経ちましたが、再発・転移・リンパ浮腫の不安を抱えることになり、今はコロナウイルスの影響も重なって更に先が見えない毎日になってしまいました。

癌は誰でも「患者」になる可能性があります。実は見つかっていないだけで、自覚症状もなく進行している癌を持っている人はたくさんいるでしょう。

「自分は絶対癌にならないから関係ない」と思っている人もいるかもしれませんが、それでもほんの少しだけでも「関心」は持って欲しいと思います。癌になったらどんな生活が待っているか、想像して欲しいです。

(ここまで)

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告知された時は気が動転し、人生終了だと思って身の回りの物を捨てまくってしまいましたが、気付いたらまたいろんなものが増えていました。喉元過ぎれば熱さを忘れるのです……。

自分はステージの割にはあっさりとした治療で落ち着きました(抗癌剤だけで放射線なし)が、治療前に告知の段階で精神面がえぐられました。

早期発見・早期治療で済むならそれに越したことはありません。

1年に1回だけでも、「癌になったら何がどうなるのか」考えていただけるといいな、と思います。