こざかなの素

健康は大事

増えたのではなくあぶり出された

個人的にタイムリーな記事がヤフーで取り上げられていました。
(ヤフー記事は時間が経つと消えてしまうので元記事のリンクも追加しています)

大人の発達障害「グレーゾーン」が増加 症状は軽くないのに“保険診療”されず…「二次障害」の高いリスクも(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

【2023.2.8 追記】ヤフー記事のリンク切れを確認・削除しました

www.fnn.jp

例としてコミュニケーション障害について書かれていますが、発達障害といっても種類や特徴、さらに特性の強さは全員違います。
対人関係が苦手な原因は他にもあると思うのですが、ヤフコメには「私もたぶん」とか「恐らく私も」と書いている人が結構いて、何かに似ている……と思ったら「HSP」にそっくりでした。
ネットのセルフチェックであてはまる項目が多いという理由で「私はHSPです」とSNSのプロフィールに書いている人が多く見受けられます。
HSPは気質なので心療内科では“診断”されない)

自分もグレーと言われたばかりなのでまだまだ知識は足りていない状態ですが、「思い当たることがたくさんある、発達障害だったからなんだ!」と自己判断だけで納得してしまうのは何だかなー、と思うのです。

たぶん、とか恐らく、で日常生活に支障がなければグレーだ障害だ、と悩まなくてもいいような気がします。
トップコメの方は人間観察が出来ているようですが、自分(ASD)の場合は他人にあまり関心がないうえに、自分のやり方にこだわりを持っているため、協調して動くことはとても難しく感じます。

自己肯定感だだ下がりで、うつや適応障害など二次的なものを発症させてしまう根っこの原因が発達障害という可能性もあるので、自己判断するよりまずは心療内科など専門機関へ行ってくれ、と思ってしまいます。

タイトルに「増加」という言葉が付いているので「大人になってから発達障害になった」と勘違いする人がいそうです。生まれつきのもので、子供の頃から特性は出ていたけど見過ごされて大人になってから認識された、ということなので、正確には増えたというよりは「あぶり出された」の方が正しいかもしれませんね。