こざかなの素

健康は大事

違う世界の人

前回の続きです。

数分後その専門機関から折り返し連絡があり、「どのテストを受けるのか種類が分からないと実施出来ない」と言われたので、もう一度先生の診療所に出向くことになってしまいました。

白か黒かグレーか - こざかなの素

週明けすぐにでも行きたかったのですが、先生の担当する診療時間が限定されているため、火曜日に再び訪れました。
待ち時間が1時間半近くかかったわりには診察時間は5分くらい(笑)。先日の電話の内容を伝え、テストの種類を聞くだけでしたが、その検査で何が分かるのかということもあらためて教えていただきました。

アスペルガー」という用語は、現在では「自閉スペクトラム症」(ASD)という表現にまとめられていること、検査でどの部分が突出しているのかがだいたい分かる、ということでした。

とりあえずひとつ、やることが終わったので安心しました。
あとはまた紹介先に連絡して予約を取るだけですが、今日は祝日でお休み。何となく落ち着かない感じはしますが、焦っても仕方ないですね。

昨日の外出ついでに本屋さんへ行き、ASD関連の本を買ってみました。最近は電子版(しかもマンガばっかり)しか買っていなかったので、紙の本を手に取るのは久し振りです。
読んでみたら、「思い当たることはありませんか?」の項目がほぼ9割合致しています。これはないかも、という事柄もいくつかありましたが、自分で気付いていない(無意識)か、周りが気遣ってくれていたのだろうと思います。
(もしくはその特性の傾向が軽いもの)

 

大人の発達障害は著名人が「自分がそうだった」と名乗るようになってから注目された印象が強いです。潜在的にこのような特性を持っている人はもっといるんだろうな、と本を読んでいて思いました。

ネット上にも関連したコラムやら解説やらが山のようにあって、いくつか目を通しました。
書いてあることはだいたい同じですが、その中でもあるコラムでは「専門医でも診断が難しい」と書いてありました。ここまでのレベルなら確実に障害と言える、という基準が定まってない(というか定められない)のですね。

身体的な疾病と違って目に見える数値で表すことが出来ない心の状態は、正常値なのか異常値なのか判断するのは本当に難しいことなのだな、と思いました。
自分を例にすると、癌であることは細胞を取り出して検査すれば確定出来るし、心臓も超音波で診れば他の人より動きが弱いことがすぐ分かります。
心の状態は目に見えないので、自分のストレスの強弱は他者の理解が難しいと感じます。本人にとってはきつい状況でも、社会からはみ出ないためには無理やり合わせないといけない。でもつらい。その結果、自分は「不安障害」という形で今に至っているのだと思っています。

例えば、「普通の人」が水のような流動物だとすると、自分は氷のような固形物。水はどんな形の容器にも入れます(臨機応変)が、固形物は入れても隙間が出来るか、小さい容器なら細かく砕かないと入りません。
(表現難しい…余計分かりづらい?)

 

偉そうなことばかり書いていますが、実際テストを受けたら単に「個性が強くてやる気のない人」という結果だったりして。それならそれで良いし、今後どうしたら生きやすくなるか、という方向決めの材料にはなるかと思っています。

しかし、「先天的な脳機能障害」と言われても何だかピンとこないです。自分の中ではこれが「普通」だと思っていたのに、もともと見ていた世界が違うという……。
(母と会話がかみ合わない原因はこれだったのか)

夢を詳細に覚えているのも関係あるのかな?何十年も前に見た夢でもその絵面は覚えていることが多いです。不思議~。