こざかなの素

健康は大事

足腰立たなくなる前に考えたい

先日、こんな記事を書きました。

kozakanam.hatenablog.com

それから間もなく、特養老人ホームの介護職員による暴行事件が起き、指名手配の末容疑者確保という結末が報道されました。
現在は容疑者の潜伏期間の足取りを追っている、という内容に変わりましたが、このニュースを見るたびに心が揺さぶられます。

利用者に対する仕打ち、それは犯罪であり、法の下で裁かれなければならない行為です。ただ、容疑者が暴力を振るうに至った心情も考慮してほしいと思うのです。
これは私の勝手な希望的想像ですが、少なくとも金品を略奪するといった、自身の欲を満たすための行動ではないような気がしています。

彼が介護職を選んだ経緯は分かりません。安易にハローワークで勧められて、本人の適性など考慮せず、選ばざるを得ない状態だったのかもしれません。
(余談だが家族の世話をしていた友人はハロワで介護職を強く勧められたと言っていた)

この事件は、暴力の程度が非力な高齢者に対する仕打ちとしてはあまりにも惨いため、どうしてもそちらに注目が集まります。その背景に隠れている問題は、いずれ自分自身も経験するかもしれない出来事としてたくさんの人に考えてもらいたいと思いました。

介護が必要な状態になる前に、自分の意思で自分らしく生きられる健康状態を維持出来る環境を整える方が良いとは思いますが、今の日本では時既に遅しという感じです。

コントローラを握って指先を使ったり、戦略を練ったりするゲーム(今はeスポーツとも言われていますね)は認知症予防に有効とか。
そのような方向に持っていく方が、介護する側される側双方にとって負担は軽くなりそうですが、本人の興味の範疇外だと難しそうです。
(母にも簡単なアプリゲームを勧めてみたけど「難しくて分からない」と即拒絶)