今週のお題「最近洗ったもの」
厳密にいうとお題からはちょっと逸れますが、「洗ったもの」で真っ先に連想したものがあったので書きたいと思います。
普段は全くと言っていいほど読みませんが、以前、とても衝撃を受けた詩がありました。
その詩を知ったきっかけは合唱曲で、なんだこの歌詞は！と興味を持って調べたら、元々は詩の一篇だったことが分かりました。
作者は高階杞一（たかしな きいち）さんという方で、『象の鼻』という作品が合唱曲として使われていました。
その『象の鼻』が収録されている詩集に、それはありました。
『キリンの洗濯』という詩は、『象の鼻』以上に不思議な雰囲気で、どうしたら「キリン」と「洗濯」が結びつくのか、その発想は衝撃でした。
書いてあるそのままの情景を想像して読むと、ファンタジーというか、メルヘンな世界です。部屋の窓から長い首が突き出ているキリン……かわいいです。
しかし
自分の意思ではなく、勝手に向こうからやってくるもの……
隠そうとしても隠しきれずに見えてしまうもの……
と考えると、まったく別の何かが見えてくる気がします。
こちらで読めます。
（高階杞一さんのホームページ）
キリンの洗濯
