こざかなの素

健康は大事

積み重なる歴史

日本のみならず世界中に衝撃が走った事件から1週間たちました。

個人的には縁もゆかりもなく、国政に携わっている方だという認識しかありませんでしたが、病気や自死で亡くなられた芸能人の方よりもショックが大きかったです。

蘇我入鹿坂本龍馬など、歴史に詳しくない自分でも知っている名前の人と同じように命を奪われた行為が、自分と同じ時代に生きていた人に起こってしまったこと。それが他の芸能人の方とはまた違ったショックの理由ではないかと思いました。

時間がたつにつれて、容疑者の背景や警備の問題などが浮かび上がってきました。
安倍さんご本人の時間はあの時から止まったままなのに、世の中は動いているという現実は何とも言えない寂しさを感じます。
生きている限りお金の問題が付いて回るのは仕方ないですが、国葬の賛否や、容疑者がここまで思い詰めるに至った経緯を思うと、「お金」という存在は一体何なんだろう、とまた深く考えてしまいます。
国葬に関しては、たとえご本人が辞退したとしても、外国の偉い人たち(語彙力が…)との関わりを考えたら、やらない訳にはいかなかったのでは、との素人考えです。

政治とか思想とか全部取っ払って世界地図を見ると、面積が小さくても、日本は結構頑張ってるよな、と時々思います。
かなり前ですが、里中満智子さんの『天上の虹』を読んだ時に、「日本は鸕野讚良(うののさらら)さんが思い描いたような国になっているだろうか」と妄想したのを思い出しました。
(「蘇我入鹿」が思い浮かんだのは確実に『天上の虹』の影響)