こざかなの素

健康は大事

ふと思い出した台詞

毎日NHKの朝ドラを楽しみに見ています。今放送している『ちむどんどん』は、どうしても前作の『カムカムエヴリバディ』と比べてしまい、少々残念なところがあるなと思いつつも、欠かさず見ています。

初めて最終回まで見たのは2007年後期の『ちりとてちん』でした。ヒロイン(貫地谷しほりさん)の長台詞に圧倒されました。このまま落語家でもやっていけるのでは?と思わせられるほどすごかったです。
それ以降、ちょくちょく朝ドラを見るようになりました。

2018年の夏は病気治療のピーク時だったため、『半分、青い。』の主題歌はイントロを聞くだけで吐き気の記憶がよみがえり、何となく嫌ーな気分になります(当然だが星野源さんが嫌いなわけではない、むしろ好き)。
半分、青い。』に続く『まんぷく』も欠かさず見ていましたが、ちょうど入院・手術の時期と重なり、こちらもドリカムの主題歌を聞くと心がザワザワします(ドリカムが嫌いな以下略)。

いろんな思い出(?)のある朝ドラですが、今日、あるニュースを見て思い出した朝ドラの登場人物の台詞がありました。2019年『なつぞら』に出てきた、主人公なつが引き取られた柴田家の長女・夕見子の台詞です。

あるニュースというのは以下の記事。

kahoku.news

絶句、の一言に尽きます。
そして思い出したのは夕見子がなつに言った言葉。

「もっと普通を疑え!」

この台詞が使われた背景はニュースの内容とは全く違うのですが、なぜか脳裏に浮かびあがりました。

私はこれまで非正規でしか働いたことがなく、正社員の経験はありません。
責任感がない、人柄に問題がある等、非正規にはあまりいいイメージがなく、そんな雇用形態を続けてきた自分も自己肯定感はかなり低いです。
正社員なら責任を持って働いている、人柄も信用出来る、という(私の勝手な)イメージがありましたが、ニュースを見て愕然としました。

こんな人でも正社員(しかも管理職)で働けるんだ……というのが元非正規の感想。

この人を採用した人はどこをどう判断して入社させたのかな?
学力の高い学校を出て、面接で自己アピールを完璧にこなして採用通知をもらったの?
仕事さえ出来ればあとはどうでもいいのかな。
部下を辱めても弄んでも反撃されない立場だから好き勝手やってもいいと思っていたのかな。

 

このニュースは氷山の一角なのでしょう。パワハラやいじめは日常茶飯事で「普通」。「普通」だからなくならない。
日本という国が衰退一択の未来になっているような気がします。
ますます生きづらくなるな……。