こざかなの素

趣味は現実逃避

「繊細さん」ではないと思いたい

近頃、巷でよく目にするHSP、「繊細さん」とも言われている気質について。とても関心のある分野なので、ネット上に溢れる「セルフ診断」とやらをいくつか試してみました。

いろいろ試してみた

結果として、試した診断全てが「HSPの可能性あり」「おそらくHSPでしょう」となりました。あるクリニックのセルフ診断では「HSPによるうつ病の可能性」という結果まで(え…

設問数が10だったり14だったり23だったり40だったりと、どれも似たような内容の割には診断によって設置した質問の数がまちまちです。
病名ではなくその人の気質や性質を表すという位置付けで、治療して改善する類のものではないようですが、セルフ診断がどの程度の正確さを持っているのかはとても曖昧なような気がします。
(社交不安障害の治療としてカウンセリングで受けた心理検査の設問は250以上ありました)

設問数が比較的多かったセルフ診断は48項目でしたが、抽象的過ぎて回答に躊躇するものもあり、1問目から考え込んでしまいました。

「ほかの人よりも、考えることに時間を使う」
⇒ 「ほかの人」が考える時間の長さは知らん、何についての「考えること」なのか、範囲が広すぎて分からない

 

「不愉快な驚きや誤解」
⇒ 意味がよく分からない(というか英文を直訳したような日本語に違和感)

 

「喜びで胸がいっぱいに」
⇒ 意味がよく分からない(イラストや雑貨などを見て「好みだ」と感じるのは「喜び」?)

何だか自分の日本語理解力が足りないだけのように思えてきた(生まれも育ちも日本です)。

48項目の診断では以下のような結果が出ました。

(結果はともかく、背景の素材……なぜこの写真を選んだのか気になる)

hsptest.jp

 

別の診断では70%とか微妙な数値。

questi.jp

 

以下のページで簡潔に分かりやすくまとめられていました。

motifyhr.jp

こちらの診断では100点中85点でした。

断定されてるっぽい。

 

自称「繊細さんではない」さん

大きな音や強い光や匂いが苦手、という設問では、気質というより自分の場合は育ってきた環境による影響の方が大きいと思っています。
特に、扉が強く閉まる音、人の怒鳴り声、言い争う声、物が壊れる音(ガラスや瀬戸物)は苦手というよりも「恐怖」です。

NHK大河ドラマは、毎年面白そう~と思って見始めますが、登場人物の怒鳴るような台詞は、聞き取りづらいうえに嫌な気持ちになって見るのを止めてしまいます(『鎌倉殿』も挫折した)。
動物が酷い目に遭っているニュースや映像も心に刺さります。

しかし、なぜかテレビや映画の(人間の)暴力シーンは平気なのです。警察24時のドキュメントとか大好き。大暴れしている危ない人をしょっ引く瞬間とか爽快です。
格ゲー(格闘ゲーム)も好きだし、『龍が如く』なんてもはや生活の一部です。
結構えぐい描写の多い『キングダム』や『進撃の巨人』も愛読書。

あれ?HSPって暴力シーンとかNGでは?

もう訳が分かりません(笑)。

これはフィクションかノンフィクションか、その場に居合わせているかの違いかもしれない、とも思いました。
働いていた頃、電車内で乗客同士が目の前で小競り合いを始めた時は、膝ガクガク、心臓バクバクで非常に不快な状態になったことがあります。
これたぶん、テレビ画面に映っている映像だったらポテチ食べながら眺めていられると思います(実録!警察24時)。

繊細、というか、単なる小心者。
家の中で時々聞こえる「ピシッ」という家鳴りにびくつき、部屋の天井にいつの間にかいる蜘蛛を見て凍り付き、近所の区画整理工事の振動を地震と勘違いして身構える、ただのビビりです。

とはいえ、「繊細さん」気質が日常生活を送るうえで支障が出ているようなら、思い切って心療内科の門を叩いて相談してみるのもいいかもしれません。
ネット上の「診断」は、それこそ巷に溢れる「✖✖占い」と同じような類では、と感じました。
(ついでに言えばそこはかとなくビジネスの香りも……)