こざかなの素

健康は大事

入院準備—持病回想録(19)

(前回のお話)

kozakanam.hatenablog.com

 

入院準備中(2018.11.6記)

明日から入院である。
何日も前から準備しているのに、まだ終わらない。
退院時は片手が使えないことを考えて、荷物を入れる鞄はコロで移動が楽なキャリーバッグにした。
試し詰みして持ちあげてみたらかなりの重さ。移動は行きも帰りも車なのでコロを引いて長い時間歩くことはないと思うが、それにしても行きから荷物が満杯というのはどうにも納得がいかない。
(旅じゃないのでお土産スペースは要らないのだが)

【2018.11.7 追記】
入院当日。朝5時起きでまだ準備中。
行きの荷物が3つになった。帰りはどうなってしまうのか。
(お土産はない……たぶん)

 

入院時の持ち物について

化学療法が終わり、ひと山越えた安堵感もあってか、まるで旅に出るかのような気分で荷造りをしていました。

病院から入院案内のパンフレットなどがもらえるので必要最低限のものはあまり考えずに揃えることが出来ますが、問題は「書かれていないけどあったら便利」なものです。年齢・性別・期間・入院先の環境でも違ってくるし、個人の趣味やこだわりがあると「これ!」と限定するのも難しくなってきます。

いろんな人の入院日記を読みまくっていましたが、読んでいるとあれも必要、これも必要、念のためそれも……と延々と続いてしまい、バッグに詰めてみた結果パンパンに、というのが準備中の実態です。

当たり前ですが自分が体験したことしか分からないので、ここでは「持って行ってよかった!」ものと「これ要らなかった!」というグッズを記載していきます。

 

持って行ってよかった!

タブレット(+充電器)
入院先の環境でwifiが使えれば完璧ですが、オフラインでも電子書籍をダウンロードしておけばいつでも好きな本が読めます。スマートフォンでも事足りますが、画面が大きいタブレットの方が読みやすいかと思います。

ワンセグ携帯(+充電器+イヤホン)
室料差額なしの部屋の場合、テレビはカード(冷蔵庫などと兼用)を購入して視聴するタイプがほとんどです。タンスの肥やしになっていたガラケーを発掘し、テレビ用として持参しました。

◆不織布バッグ(布バッグ)
多床部屋でも病室内はびっくりするほど静かです。シーンと静まり返っている中でガサゴソさせるのはちょっと気が引けるので、あまり音のしない不織布は荷物整理の時など気遣いのストレスが減りました。

◆A4サイズのクリアファイル
通院の際にも必携の文房具です。何かと書類が増えていきます。

◆小さめのノート+筆記具
入院記録はもちろん、その時にしか書けない感情、見た夢、何でも書き留めておけば後で役に立つ日が来るかも?

 

これ要らなかった!

◆ステンレスボトル(+ティーバッグ・スティックコーヒー)
給湯室でお湯を入れて部屋であったかい飲み物でリラックス、と思ったら、入院先の病院に患者が使える給湯室がありませんでした。

◆タオル類
要らないというか、「枚数」要らなかったです。バスタオルは1枚で十分でした。フェイスタオルも何枚か持参しましたが、洗顔後やハミガキ後は100円ショップのペーパータオル(取り出す時はガサッとうるさかったです)を愛用していました。
手術後はシャワーに入れず清拭のみで、頭は毛が少なかったので(笑)ウエットティッシュで拭いていました。

◆使い捨て紙パンツ
旅行用の紙パンツですが、手術当日の夜に初めて履いたらサイズが合っていませんでした。試着大事。

◆熱冷まし用冷却シート
箱ごと持参しましたが使いませんでした。万が一高熱出したらナースコールです。持参しなくても病院内のコンビニ(売店)に売っています。


入院時はぶっちゃけ身一つでも何とかなります。
前もって準備できる時間があれば、なるべくストレスなく過ごせるように使い慣れたものを用意したり、パジャマは新調したりして気分を上げるのもいいかもしれません。

あと、入院したら看護師さんから必ず説明される「貴重品の管理」ですが、床頭台のセキュリティボックス以外に見落とされがちなのが手荷物です。
私はキャリーバッグだったので南京錠で施錠し、自転車用のワイヤーロックで床頭台のタオル掛けに繋いでおきました。

病院といえども不特定多数の人が出入りする場所では、善人悪人を見た目で判断するのは不可能です。持ち物を紛失した時に「盗まれた」と誰かを疑うのも心苦しいです。
出来る限り、自己防衛策を講じるのも大切かと思います。

(続きはこちら)

kozakanam.hatenablog.com