こざかなの素

健康は大事

化学療法3—持病回想録(14)

(前回のお話)

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ケモ 3クール目(2018.8.21記)

前回同様、2日後に高額皮下注射を実施。
ケモ後5日間ほどは外出せず、家でぐったりまったりゴロゴロしていたいのだがそういうわけにもいかず、フラフラのまま注射を受け、帰りはタクシー待ちのため屋外で5分ほど立っていた。
あと一組、というところでだんだん気分が悪くなり、タクシーに乗り込んだ途端、全身から汗が吹き出してきた!(今思い出しても気持ち悪くなるくらい)
全身が紐で縛られているような痛みがあったのだが、貧血に似たような、そうでもないような症状。
とにかく肩のあたりが凝り固まったような感覚で、家に着くまでとても長く感じられた(実際は15分もかかっていない)。
それから3日間くらいはほぼ寝たきりで食事もまともに摂れず、生ける屍のような状態に。
ケモ・ジーラスタ(注射)、どちらの副作用なのか分からないのだが、今回は特に粘膜障害が強く出て、先週1週間ほどは口乾・口粘・物が飲み込みにくい状態が続いた。
習慣なので、朝食はトーストにしているのだが、とにかくパン屑が口の中に張り付いて難儀だった。例えると、最中(もなか)を水分なしで食べている感覚。口の中の水分が全部持って行かれた……。

やっと体調が戻り、白飯も肉も食べられるようになったが、来週は早くもケモ4クール目。今のうちに食べられるものは食べて少しでも体力を、と思うのだが、何しろ胃が弱い。毎年受けていた胃の内視鏡検査も今年は受けていないので、慢性胃炎がどうなっているのか少し気になる。

 

化学療法3クール

2018年8月8日。
8時半過ぎに採血を済ませ、9時半頃診察室に入り、今日の採血レポートを受け取りました。白血球はジーラスタ効果で2,000を超えていたので予定通り3クール目実施となりました。
化学療法室には10時頃に入りましたが、薬剤の到着が遅れて開始は10時40分頃になりました。
点滴が終了近くなるとやはり後頭部がピリピリしてきます。軽い倦怠感もあり、前2回分の薬剤が蓄積しているのかな、とふと考えました。
そして今回も(有無を言わさず)ジーラスタの予約が入りました……。

帰宅後は吐き気が出る前に昼食を済ませましたが、食後はやはり睡魔が襲います。夕方から吐き気(ムカムカ)が現れました。
2日目は日記に何の記録もなく、3日目はジーラスタ投与のため再び病院へ行きますが、この日は帰宅途中に異変がありました。

台風13号が去った翌日で猛暑日、病院の敷地内にあるタクシー乗り場の列に並んで順番を待っていました。車に乗ったらすぐに全身が石膏で固められたように動けなくなり、激痛が全身を覆っていました。自分の身体に何が起こっているのか全く分からず、ヨレヨレしながら帰宅し、必死で着替えてすぐベッドに横になりました。
3日間ほとんど寝たきりで食事出来ず水分のみ。検温、体重も測れず、屍と化していました。

痛みの正体は(恐らく)骨痛です。
何というか、星飛雄馬の「大リーグボール養成ギプス」とか、北島マヤの「人形養成ギプス」を付けられた感じ?付けたことありませんが(笑)。
ギシギシと関節が軋むような感覚というか、痛みを伴った嫌な拘束感でした。

固形物が喉を通ったのはジーラスタ投与から1週間後。食事が出来るようになるのが通常営業の目安になっていますが、口の中が乾くのとネバネバ状態は特に不快な症状でした。ただ、副作用でよく出ると言われる口内炎は一度も出来なかったので、それだけは救いでした。
などとのたうち回っている間にAC最後の4クール目が迫ってきました。

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