こざかなの素

健康は大事

化学療法2—持病回想録(13)

(前回のお話)

kozakanam.hatenablog.com

「白血球 増やす 食材」でググった人はコロナ禍以降激増したと思います。

化学療法2クール(延期)

2018年7月4日、2クール目初日。
受付後に採血をして、体温と血圧を測って呼ばれるまで待機です。
今回もあまり待たされることなく診察室へ入りましたが、K先生の他に見知らぬ白衣の若者がおりました。研修中の医学生さんとのこと。心の中でひっそり(頑張れ…)とエールを送りました。

さて、2クール目の化学療法は、血液検査で白血球が800しかなく(基準値は3,000とか?)1,000あれば出来る、と言われましたが、結局2週間延期となりました。白血球が増える食材などはないらしく、ひたすら待つしかないとのことでした。

予定は未定、が早くも現実になってしまいました。愛用の手帳には4クールまでの日程や副作用が起こるタイミングなどをすでに書き込んでおり、ハローワークへ相談に行く日も副作用の影響がない日を選んで行こうと思っていたので、その予定が全部ずれてしまいました。
一番心配だったのはハローワークの認定日でした。この日だけはどうしてもずらせないので、もし次の血液検査でも白血球が基準値に届かなかったら再び延期ということもあり得ます。そのため動ける日が全く予測出来なくなってしまいます。
とにもかくにも、次の診察(検査)までは風邪や怪我に注意して過ごさなければ、と思うと同時に、1クール前の時のように動けるうちに済ませる用事は済ませておこうと、にわかにフットワークが軽くなりました。

 

ケモ 2クール目(2018.7.22記)

予定の2クール目は血液検査の結果、白血球の数値が足りず2週間延期となり、先日約1か月ぶりに2クール目を決行。
この日も白血球はかろうじて打てる数値だったので、2日後にジーラスタ(白血球減少を抑える薬)を入れることになってしまった。出来れば避けたかったのだが…(高額且つ副作用が心配)

 

化学療法2クール

2018年7月18日。
採血後診察室に呼ばれて検査結果を聞くと、白血球は1,000を超えてはいるが、やはり低いので「ジーラスタ」という薬を投与することになりました。簡単にいうと、抗癌剤の影響による白血球(好中球)の減少を予防するお薬です。
ちなみにお値段は
皮下注射1回分(3.6mg)で諭吉さんが10人
飛んでいきます。お財布の中と副作用が心配でした。

化学療法の流れは前回と全く同じです。14時過ぎに帰宅し、遅い昼食後にまた眠気…で直筆日記には夜の体調が書かれていなかったのでそのまま眠ってしまったか、吐き気慣れして(?)気にならなかったかのどちらかと思われます。
1クールで慣れたのか、その後も吐き気はありましたが前回ほどひどくないような気がしました。

2クール投与初日の2日後に病院へ行き、ジーラスタを打ちました。
7月も半分終わり、猛暑続きのため買物は一度にまとめ買いし、外出は極力控えてエアコンがついた涼しい部屋でおとなしく過ごしていました。
どうしても外せないのがハローワークの認定日です。幸いにも認定日は火曜、抗癌剤は水曜、というサイクルだったので、認定日以外にもあと1日必須だった職業相談(実績作り)は体調と相談しながら何とか行くことが出来ました。

その体調面では肩凝りというか、肩が張っている感じがありました。普段から姿勢が悪く、さらにPCにへばりついている生活なので、ジーラスタの副作用かどうかは判断がつきませんでした。
1クール時に出なかった副作用は、7日目あたりに軽い味覚異常が3日ほど出現しました。
その他2クール中に気になった症状は、17日目に自覚した息苦しさです。この時は1日中冷房の効いた部屋にいたので、エアコンのせいだと思ってあまり気に留めていませんでした。
「そういえば…」という症状が過去の日記でポツポツ見受けられます。
この「息苦しさ」についてはずっと後になってから判明することになりますが、この時の症状が「それ」と関わっていたかというと、今となっては確かめようがなく謎のままです。

こんな感じで2クール目も特に大きな問題はなく、瞬く間に3週間たち、3クール目がやってきました。

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